“世界最強”
ネオジム磁石 知られざる
“縁の下の力持ち”
2024年5月10日 19時43分
生みの親、佐川眞人さん
現代社会で大活躍しているネオジム磁石が誕生したのは40年余り前の1982年のことだ。
発明したのは当時民間企業で研究していた佐川眞人さん(80)。
画期的な技術革新をもたらしたネオジム磁石の開発が評価され、佐川さんはおととし(2022年)、イギリスの「エリザベス女王工学賞」に選ばれていて、ノーベル賞の受賞も期待される日本を代表する研究者の1人だ。
早速、
披露してくれたのが
1円玉と同じ1グラムのネオジム磁石を使って
3キロもある鉄の塊を持ち上げるパフォーマンス。
1:3000=100:X X=300,000 30kg
改めてネオジム磁石の力に驚かされた。
当時38歳の若さで世界最強の磁石を発明した佐川さん。
さぞかし学生時代から熱心に磁石一筋に研究に打ち込んでいたのだろうと予想していたところ、思いがけない答えが返ってきた。
佐川さん
「大学・大学院まで行きましたが、磁石のことは全然勉強したことがないんですよ。
会社に入ってから磁石のテーマをもらったんですが、先生は誰もいない。
先生がいなかったから自由に考えた。
それがネオジム磁石に到達できた理由かなと思っています」
ネオジム磁石の主な成分には元素のネオジムに鉄、ホウ素が使われているが、当時の磁石の研究の主流はサマリウムとコバルトを主とするもので、全く違うものだった。
サマリウム・コバルト磁石研究が全盛の時代に、自由な発想でより強い磁石を安価で作れる元素の組み合わせを見いだして、その実用化にこぎ着けた理由について佐川さんはこう話してくれた。
佐川さん
「私の特徴はずーっと考えることです。
寝ても覚めても考える。
考えて考えて考えて、アイデアが浮かんだら実験して、そしてどんどん前に進みました。
元素の組成を変えたサンプルを作りひとつひとつ確かめていったら、そのなかの1つがパチッと鉄板にくっついた。
これがネオジム磁石誕生の瞬間でした。
その時は本当にもう飛び上がって喜びました」
日本の“お家芸”~最強磁石の系譜
日本で誕生した世界最強のネオジム磁石。
じつは、世界最強を追い求め続けてきた磁石の歴史には、日本人研究者が大きく貢献している。
今から100年以上前、当時最強だった磁石もまた日本人が発明したものだ。
1916年にKS磁石綱を発明し、のちに東北大学第6代学長を務めた本多光太郎さん。
本多さんが立ち上げた東北大学金属材料研究所にある展示室には、
天才物理学者アインシュタインと肩を並べた写真が飾られている。
本多さんが一時代を築いた最強磁石の歴史に新たな1ページを加えたのもまた日本人だった。
1970年代に世界最強を誇ったのがサマリウム・コバルト磁石だ。
磁石所蔵:東北大学総合学術博物館、写真提供:俵万智さん
これを開発したのが俵好夫さん(ことし2月に死去)。歌人の俵万智さんの父親だ。
そこで世伯理(インド人)さんたちは、
これまで行われてきた研究のデータをもとにデータサイエンスを駆使し、
熱に強い磁石としてのポテンシャルを引き出すための要因を解析したところ、
バナジウムと呼ばれる元素が特に大きな要因であることを突き止めた。
現在は、
これを1センチの1億分の1まで見える特別な顕微鏡など、
非常に小さな原子1粒1粒の位置を正確に捉えて解析できる
最先端の装置を駆使してねらったとおりに原子が分布しているかを観察したり、
シミュレーションと比較して成功や失敗の原因を分析したりして
試作品を作るサイクルを回しながら研究開発を続けている。
世伯理さん
「いま開発している磁石は高い温度ではネオジム磁石よりもっと強くなるポテンシャルがあると思うので、実用化を目指しています。
強い磁石ができれば、モーターの効率が上がり、省エネにつながるので、
2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする
カーボンニュートラルやサステイナブルな社会の実現に
貢献したいと考えています」
サステイナブル sustainable
持続可能であるようす。
維持が可能であること。
→持続可能な開発
アルニコ磁石の製品説明
磁石がくっつく壁 ⭕️
マグネットペイントと呼ばれる水性塗料で塗装すれば
壁に穴を開けたりマグネットボードやコルクボードが不要な
壁に変身します。
塗料にさびないように加工された
鉄の粒子が混ぜ込まれているからなのです。
最新のマニキュア
マグネテック・ネイルボリッシュというマニキュアは
塗料に鉄粉の成分が含まれているので
マグネットをかざすことで、模様が浮き出す仕組みに
なっているのです。
おしゃれなネイルがサロンに行かなくても
簡単に出来てしまう、最先端のマニキュアは
磁性流体の反応を使った最先端のマニキュアですね。
日本のお札は磁石にくっつく
実はお札には磁性体が含まれた磁気インク
というものが使用されており磁力の強いネオジム磁石を
印刷の濃い部分に近づけると、くっついてきます。
機械などでお札が本物かどうか
確認できるようにするためだそうです。
いくらでも ㋘ 意欲が 湧く
この辺で 今日は やめます
磁石への 興味は 自分の夢に 必要要素💎空
空には 色はない が 積層という空間が醸す業
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