国内初のシラス台地でのシールド掘進、
細長い防音ハウスに工夫満載
記事内に動画ありまする
鹿児島市街の道路中央に立つ細長い防音ハウスを起点に、九州初のシールドトンネル工事が進む。
シラス台地でのシールド掘削は国内初だ。
掘削した土砂を埋め立てに再利用するなど、環境にも配慮している。
外径11.34mのシールドマシンが2024年9月に市街地側から本掘進を開始。
1時間でセグメント1個分に相当する約1.5m掘り進み、25年5月時点で6割ほどの進捗だ。
九州初の大断面シールドの工事だが、発進たて坑のヤードは意外にコンパクト。
周辺埋設物を避けつつ、幹線道路の甲南IC(仮称)予定地にたて坑を設ける必要があったためだ。
たて坑の開口部は道路中央部分に限られる。
シールドマシンを地上で組み立てて搬入できなかった。
分割して投入し、たて坑内で19回も移動・回転させて組み立てた。
0コメント